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現役不動産営業マンの私が、不動産にまつわるきっと役に立つ豆知識や、裏話を暴露しちゃいます

不動産豆知識【宅地建物取引業の免許番号】

 あまり有名でない不動産会社だとまず最初の評価基準がわからないわよね。当然、ホームページは見るわよね。『気合い入ってるな』とかは、見たらだいたいわかるわよね。それと、見た方がいいのは、不動産会社の宅地建物取引業の免許番号よ。まず、番号の前に○○知事か国土交通大臣のどちらかが書かれているわ。国土交通大臣は見るからに手広くやっているイメージよね。そうなのよ、都道府県をまたいで、支店や営業所がある場合は国土交通大臣が免許を出すのよ。次に、(   )の中に数字が書いてあるわ。この数字は更新の回数を表すのよ。1996年以前は3年に一度で、それ以降は5年に一度更新する必要があって、更新すると数字が一つ増えるのよ。つまり、数字が大きいとそれだけ長くやっている会社ってことね。会社概要なんかを見ると、“創業”とか“設立”とか書いてあるけど、イコール宅地建物取引業を営み始めた日ではないパターンもあるわよ。設立:昭和48年って書いてても(1)だと会社は古くからあるけど、宅地建物取引業は最近始めたってことよ。数字が大きくて古くからやってるから、必ずいい会社とは限らないけどね。でも、不動産業を続けるのは大変なので、たくさん更新しているところは、経験が豊富な会社ってことは間違いないかしら。

 あと、ごっちゃになるのが、宅地建物取引の免許と宅地建物取引の免許よね。宅地建物取引の免許を持ってるだけでは、不動産業はできないのよ。不動産業をやるんだったら、宅地建物取引の免許のある会社に所属するか、自分で宅地建物取引の免許を取る必要があるわね。ちなみに、バブルの時はよく耳にして、今はあまり聞かなくなったけど、“不動産ブローカー”ってわかる?宅地建物取引の免許を持っているけど、宅地建物取引の免許はなくて不動産業をやっている人のことね。または、宅地建物取引も宅地建物取引のどちらの免許も持ってなくて不動産業をやってる人も含まれるわよね。正直言って、今もこう言う人はたくさんいるわね。どこかで誰かに免許を借りてやってるから、無免許かどうか区別するのは難しいかもしれないわね。

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