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不動産豆知識【心理的瑕疵がある物件】

 “瑕疵”って言葉わかりにくいわよね。不動産会社のポータルサイトやホームページ、紙面広告なんかは、こうやって専門用語で書かれていることが多いかしら。“瑕疵”だけならわからないかもしれないけど、“心理的”っついてたら、なんとなく悪いことの意味って思うわよね。“瑕疵”ってのは“傷や欠陥”を意味するのね。心理的に欠陥があるってことは、目には見えないけど、気持ち的に印象が悪いってことね。具体的に言うと、事故、事件、火事、浸水なんかが過去にあったってことよ。

 『心理的瑕疵あり』って書いている物件は、具体的に何があったか不動産会社の営業担当者に聞かないとわからないわね。あたしが、物件を買い取る不動産会社にいた時に、いくつかそんな物件に出くわしたわね。自宅で、老夫婦が時間差で亡くなられて、1年位して発見されたとか...

 ちなみに、宅地建物取引業法では、”心理的瑕疵“がある場合、必ず説明しないと罰せられのよ。だから、『後で近所の人から聞いた』なんてことはほぼないから安心して。

 そういった”心理的瑕疵“のある物件は、当然、相場よりかなり安いわよ。でも、そんな物件欲しいと思う?あたしは、すご〜くいい場所で、すご〜くいい家でもいらないわね。でも、『それでもいい』って人はいるかもしれないわね。

 微妙なのが火事で家が燃えて人が亡くなったところを建て替えした新築物件ね。これも、説明義務があるから、知らずに買うことはほぼないと思うわ。このパターンでもあたしは嫌かな。家が建て替わってるから、『別に気にならない』って人もきっといるわよね。その分安く買えるから、『ウエルカム』って人もいるかもしれないわね。

 結局のところ、どう割り切るかってとこかしら。 

 

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