前回は、結婚して初めて家を買う時フリープランの新築一戸建ては、決めることがた~くさんあって、新婚さんやこれから結婚する方はよくもめることがある、と書いたわよね。で、実際どんなことを決めるのか、ざっと書くわね。前回も書いたけど、選べる箇所は事業主さんにもよるけど、一般的なフルコースを書くわよ。
①平面図(間取り図)…法規制の遵守、予算内
②立面図…屋根の形状(切妻、片流れ、寄棟)、外壁の貼り分けアクセントなど
③外回り関係の色…雨樋(あまどい)、破風(はふう)、軒天(のきてん)など
④外壁の種類と色…現在は、サイディング貼りが多く、メーカー選択可の場合有
⑤サッシの色…メーカー選択可の場合有
⑥玄関ドアの種類と色…メーカー選択可の場合有
⑦ポーチと玄関のタイルの種類と色
⑧建具(床、扉、窓枠)の色…メーカー選択可の場合有
⑨水廻り(キッチン、風呂など)の仕様と色……メーカー選択可の場合有
⑩クロスの種類、模様、色
⑪クッションフロアー(洗面所、トイレの床)の種類、模様、色
⑫電気等配線図…コンセント、照明、TV配管、TEL配管、ガス配管の位置や数など
⑬外構図…ポストの種類や色、タイルの種類や貼り方や色、植栽の種類など
⑭その他オプション…水廻りのグレードUPやベランダ屋根、カーポートなど
多少内容をはしょったり、専門用語も入ってわかりづらいところもあるけど、こんな感じかな。どお、びびった?これを決めるのに、どの位時間がかかって、何回位打ち合わせが必要だと思う?
回数は人によりけりね。やっぱり①の平面図が一番時間がかかるわよね。10回位打ち合わせする方もいるのよ。あたしが打ち合わせする場合は、設計士といろいろ作戦たててやるから、そうね、①と②あわせて3回位ね。中には、『変更は3回まで、それ以上は変更できません』という会社もあるわね。カウント3
③④⑤⑥⑦⑧は連動するので一緒に決めちゃうわよ。④のサイディングの種類、色、貼り分けアクセントで悩むところね。まあ2回位の打ち合わせね。カウント2
⑨の水廻りがたいへんなのよね。メーカーのショールームへ行ってもらって決めるのだけど、半日仕事になるわね。メーカーが選択できる場合は、ショールームをはしごする方もいるわね。そこで、標準仕様とは違ういいやつを見ちゃうと、迷っちゃうのよね。当然、オプション料金が発生するから、予算とにらめっこね。大体、1回位の打ち合わせで済んじゃうけど、2、3回同じショールームへ行く方もいるわね。カウント1
⑩⑪のクロスとクッションフロアーは、どこかのタイミングで先に見本帳をお客さんに渡して宿題にするケースが多くて、他の打ち合わせの時に一緒にやっちゃうことが多いわね。カウント0
⑫の電気等配線図も時間がかかる方もいるわね。特別に何かホームシアターやスピーカーを付けるといった以外は、ある程度提案された内容でいいんじゃない。ちょっと考えるのは、照明のスイッチの位置とか、キッチンのコンセント位置や数ね。食器棚、冷蔵庫を置く位置や電子レンジ、炊飯器、トースター、ポットの位置で変わるわよね。これも、宿題になるケースがあって、大体1、2回では決まるわよね。カウント1
⑬の外構図は、こだわる方は少ないわね。ていうか、ここまで来ると、みんなかなり疲れてきて、ポストの種類や色を選ぶ程度で、提案されたデザインでOKというケースが多いわね。カウント1
⑭のその他オプションはその人によりけりね。これもいろんな場面の打ち合わせの時に一緒にするケースが多いわね。カウント0
ということで、最短で打ち合わせは8回位かしら。週1の打ち合わせだと、最低でも2ヶ月位はかかるわよね。これから結婚予定で、別々に住んでいたら、なかなか意見をまとめるのがたいへんよね。なんか悪い事のように書いちゃってるけど、家の打ち合わせって夢があって楽しいことよ。一生に何度もないし、自分達の家が建った時の喜びは何事にも代えがたいものがあるわね。
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